2019-11-20 16:26:00
壁が傷む原因は、どのような材質のサイディングを利用しているのかによって違いがあります。
まず、窯業系サイディングを使用している場合は、その主原料がセメントからできているという特徴もあり、寒暖の変化や乾燥、水に弱いためそのような過酷な環境にさらされることで傷んでしまいます。
一般的な窯業系サイディングは、塗膜の強度を保つためにアルカリ質で作られていますが、経年劣化により傷みを起こしてしまうのです。
次に金属系サイディングを使用している場合は、それほど傷みを起こさないという特徴がありますが、何か物があたり傷つけてしまうことで傷みを発生させ、その部分が錆びてしまう程度です。
モルタル系サイディングを使用している場合は、塗膜の劣化が原因となる場合がほとんどです。モルタル系サイディングは主原料がセメントとなっているため、窯業系サイディングと同じく水に弱いという特徴があります。
しかし、施工がしっかりと行われていれば、窯業系サイディング以上にモルタル外壁は強く丈夫ですが、経年劣化によって塗膜が剥がれてきてしまうとその効果は半減してしまいます。
そのため早めの外壁工事を行なう必要が出てきてしまいます。どの外壁もある程度は丈夫に作られているものの、経年劣化にはかなわないというのが現状です。